中学受験にかかるお金の話
小学3年生の2月から中学受験塾の新学期がはじまります。それに伴い1月には入塾テストを受け、できる限り上のクラスからスタートできるように準備をする必要があります。
このように受験までの3年間の塾、教材費、模試費用など合わせて200万円は軽く越えてしまうと言われています。さらに合格後も入学金や制服などに多額のお金が必要になるので、できれば出費はなるべくなら抑えたいですね。中学受験は塾通いが必須と言いますが、お弁当持参で夜遅くまで塾に通わすのは心もとないし、塾なしで合格した子どものことも時々耳にするので、うちにもできるかも?と、つい思ってしまいます。小学校受験のお教室とは違うのでそんなリスクのあることをしてもいいものかどうかとも迷うところです。
佐藤ママの教えの出来るところだけ家庭学習に取り入れる
以前、朝日新聞社であった「3男1女東大理Ⅲに合格させたママ」で有名な佐藤亮子さんの講演会に参加したことがあります。当時、まだ娘は2歳か3歳でしたが、夫に預けて久しぶりに電車に乗って一人で行動をしました。会場は教育熱心そうなご夫婦やママ友らしいグループなんかが見受けられました。もちろん私のような一人参加の方々も多くいらしていました。そんな講演会を私が聞いて実行しようと思ったことは、
・子どもの教育に100%の力を注ぎ、家事は余力でほどほどに。
・いかに効率よく無駄な時間を減らして勉強時間を確保するかを考える。
・模試の過去問や参考書の整理は母の仕事。
・教科ごとにボックスファイルに仕分けする。
・クリアケース(A4サイスが入る)に過去の模試を入れる背中には模試の日付をいれて保管。
・キッチンタイマーで時間を計り、15分くらいで途中でも次の問題に移る(集中力をつける)
・色をたくさん使うと記憶の定着が良い。
・間違った問題をA4の紙に書き、壁に変な角度で貼る(気になるので見る)
・中学受験は7時間ほどの睡眠時間を確保する。
・子どもが勉強している限り寝ないで傍にいる。
・勉強のスケジュールは母が立てる(1冊ノートをつくりスケジュールを書き込む)
・本気の勉強モードは定期テストの1週間前、受験の2か月前から。
・カレンダーを2か月分貼り、定期テストや模試などの予定を見えるようにする。
・テストや模試の結果が悪くても感情的にならず何事にも動じないことが大切。
と、いうようなことです。おそらくどこの家庭でもできそうなことではないでしょうか。佐藤ママは鉄力会や浜学園など大手の塾に任せていたそうですが、家庭でマネできることはどんどん取り入れてみたいです。もっと詳しいことは佐藤ママの著書を一読してみて下さい。
塾や家庭教師無し、親塾のみで中学受験を戦うご家庭へ
ご両親の両方か片方が高学歴で時間的にも余裕が無ければ難しいかもしれませんが「親塾」無いことも無いです。子どもが通塾を嫌がったり、部活や習い事と両立したい、近所に良い塾が無いとか。(地方では飛行機や新幹線で有名塾に通っていたという都市伝説みたいな話もありますが・・・)無駄を省いて効率よく出来る方法を探してみました。使う教材は四谷大塚の予習シリーズ(受験算数対策に最適)志望校の過去問題集には必ず目を通し、傾向を調べる。
算数が教えられるのであれば有名塾の問題集などを利用し、無理そうなら入塾も検討する。
公立小学校の教科書は中学受験レベルではないので必ず受験用のものを揃えること
親塾だけでは無理・・・な場合、最新の通信教育でもコストダウンできる!
子どもと二人三脚と言っても「親塾」だけではクリアできないこともあります。そんなときは通信教材も利用する(チャレンジやZ会など)のも十分ありです。もう通塾は必要ない?!小学生向け家庭内学習ってどう?
すでに四谷大塚の予習シリーズを使用しているお子さんは四谷大塚の進学クラブでテコ入れも可能です。
四谷大塚の授業を自宅で受けられる「中学受験コース」と「学力向上コース」があります。中学受験コースは首都圏の直営公社通塾生と同じ教材を使い、1予習ナビ(web授業)2週テスト3復習ナビ(web授業)の学習サイクルで学ぶ通信教育システムです。自宅のパソコンで四谷大塚の実力講師陣の授業を受講することができます。1週間の授業時間は算数約60分2回、国語約60分2回、理科約60分1回、社会約60分1回あります。学力レベル別に授業が行われて、分からないところは何度でも繰り返し再生することができます。通常の1.5倍速でのスピード再生も可能です。週テストで理解度を毎週チェックすることもできます。復習ナビでは答案をスピーディに返却し、間違ったところ詳しく解説してくれて、類似問題で理解度をさらにアップさせます。また保護者向けに「父母教室」を配信しています。日々の学習のアドバイスだけでなく時期に合わせた受験情報も配信されるので心強いですね。
入会金 10,000円(税抜き) 教材:別途インターネットで購入
小学4年生 | 小学5年生 | 小学6年生 | |
12か月一括払い | ¥141,600(税別) (¥11,800/月) | ¥165,600(税別) (¥13,800/月) | ¥177,600(税別) (¥14,800/月) |
6か月一括払い | ¥74,400(税別) (¥12,400/月) | ¥87,000(税別) (¥14,500/月) | ¥93,600(税別) (¥15,600/月) |
毎月払い | ¥12,800(税別) | ¥15,000(税別) | ¥16,100(税別) |
塾なし中学受験するなら忘れてないけないこと!
それは、大手塾の公開模試を受けて自分のレベルを知る(塾生で無くても受験可能なもの)ことです。 中学受験に必要な基礎・基本が身についているかがわかる模試。だから、自分の学習状況を振り返る機会として受験し、模試の間違いなおしを通じて、さらなる学力の定着に役立てることが塾に行かなくても中学受験を乗り切る要になります。結果に一喜一憂するのではなく、試験に慣れる、自分の立ち位置を知るためにもぜひ模試は受けてみてください。※学年、時期によって受験料が異なります。HPで確認をしてください。
受付期間があるので早めにチェックすることをお勧めします。
4科(国・算・社・理)3,850円~6,050円、2科(国・算)3,300円~4950円
小3~6年生対象受験料3,630円~5,170円※学年によって異なります。
関西の受験を目指しているお子さんは馬淵教室の公開模試もあります。
小2~6年生対象 馬淵公開模試
年6回の開催で中学受験に向けて必要な学力の定着が図れます。
受験料は3,000円~5,100円※学年によって異なります。
公立中高一貫校を受験するなら受けてみてはいかがでしょうか?
対象は小学校6年生 受験料は4,400円
年長生、小学1~6年生まで無料で受けることができます。場慣れすることも大事なことなので早い内から受けてみるのも良いかもしれませんね。
まとめ
親塾では教える親のある程度の学力と、良質なテキストが必須なのは言うまでもありません。それに加え感情的になって怒らないこと、子どもに寄り添いあきらめないこと、そして万が一落ちても公立の中学校に通うことを受け入れる必要があります。中学受験では偏差値70以上の最難関校から偏差値30台の学校まであり、各校の特徴や売りも様々です。私立中高一貫校は大学受験に有利であると言われるため大変人気となっています。進学に有利というだけでなく各校の教育理念が魅力的で偏差値に関係なく志願するご家庭もあります。高校受験が無い分中2、中3で海外研修に参加する機会に恵まれたり、放課後や長期休暇中での補習も充実しているので予備校要らずで面倒見が良い学校もあるようです。そんなバリュー校を見逃さないためにも卒業生や在校生の話を聞いたり、学校見学や在籍している先生方の著書などを参考に学校研究をし、志望校のターゲットを絞ることも大事です。ますます先行きが見えない今後、偏差値に左右されず子どもにとって最適な学校を選びたいものです。・・・