紺色のスカートスーツのお母さんと白色のポロシャツに紺色ベストを着た子ども。
この組み合わせ親子を文京区や目黒区、港区といった街で時々見かけます。
横目でちょっと観察すると、お母さんは大抵、清楚で優しそうな専業主婦風であり、子どもは聡明で活発な雰囲気があります。そして女の子は漏れなく編み込みのみつあみ・・・そうです!これは小学校お受験の典型的な組み合わせです。
このような服装で近所を歩いていたら「お受験」することがバレバレです。
そりゃお受験なんて難なくクリアできると評判の良いお子さんなら良いですが、うちはどうも頼りない風貌でまさかそれでお受験なんてするの???おまけに母親はガサツで、さらに富裕層ではない。
と、心配していましたが結局、紺色スーツや子どもがポロシャツ、紺色ベスト、キュロットスカートといった格好でも、誰にも知られず(気づかれず)事なきを終えました。
なので堂々と元祖お受験仕様の服装で、堂々とお受験に臨めばよいと思いました。
これから冬ごろまで続く親子の挑戦!まずは学校説明会
今年(2021年)も昨年に続き、例年通り学校説明会が開催できるか不明ですが、通常なら
各学校の説明会や学校公開が5月中旬から行われます。
見落とさないように事前に志望する学校のホームページなどで日程を確認してください。
説明会は夏場になるので、服装は紺色の半そでワンピースが無難なようです。
そのようなお母様方が多いのでデザインが被らないようにしたいですね。もちろん、ダーク系のカラー(黒やグレーなど)のセットアップという方もいらっしゃるようです。
基本、学校側に失礼のないように清楚で謙虚な雰囲気のものだと良いと思います。
学校説明会用に。
濃紺ワンピース スカート丈は膝が隠れるもの。しわになりにくい生地のものがおすすめです。
濃紺のセットアップなら悪目立ちすることなく、清楚感もあります。
また配布された書類が入るサブバックも必要です。
当日もスリッパや上着などを入れたり大活躍するので一つ揃えたほうが良いと思います。
さらにサブバッグは自立できるものがマストです。と、言うのも面接や、個別相談、説明会などの際、足元にバッグをおくときの見た目がスマートだからです。
安いものや作りが雑なものは、中に物を入れると倒れてしまいます。
どうせ買うならキチンとした物を選びたいですね。
お受験用ナイロントートバッグ
昨年はネット配信での学校説明会がありました。
事前に学校のホームページから視聴の申請をします。
期間中、何度も見られるので動画配信は良いと思いました。
気になるところは繰り返し見ることができ、丁寧にメモを取ることができました。
願書の志望動機対策として見逃せないところが満載でした。
何も手に付かなくなる秋、募集要項頒布が始まります。
募集要項・出願書などの購入に、学校に直接出向く場合と、ネットからダウンロードし郵送するなど一切、出願校に足を運ばない場合もあります。
学校に出向く場合の服装はお受験スーツが良いかもしれません。
半そでワンピースにジャケット。暑かったらジャケットを脱げば良いのです。
11月下旬の頒布日もそのようなお母様方を多く見かけました。
サブバッグにプラスして貴重品などを入れるハンドバックは本革の黒が大多数でした。
それもワンハンドルタイプのフォーマル用の黒いバッグ(弔事用でないもの)。
一つあると入学式や卒園式などフォーマルな場面で重宝するのでこの機会に揃えてもいいですね。
その他に目についたのは、オフィスカジュアルな装い、この日はお金を払って書類を受け取るだけなので普段着の方も多数いるのも確かです。
秋が深まるのに合わせて、近づいてくるのが考査日です。
若干、日程が変わるものの10月から私立小学校の考査が始まり、12月半ばにはほぼ終了します。
考査当日に気を付けたい服装
スリッパ ネイビーや黒の指先が見えないタイプのスリッパがお勧めです。
基本的に柄物や色が派手なものは避けましょう。
パンプス 革素材の黒のシンプルなデザインのものがベストです。さらに高さは3~5㎝が高すぎず低すぎず一般的です。
ストッキング
肌色のストッキング一択です。黒やグレーはあまり見かけませんでした。
バッグは学校説明会や募集要項頒布時に使った弔事用でないフォーマル用の黒い皮バッグと自立できる大き目のサブバッグを流用します。
お受験スーツ ワンピースタイプで無くてもいいのです!
お父さんの服装
昨年はコロナ禍のため付き添いの保護者は1名となる学校が多くありました。お母様ではなくお父様が付き添いで学校に入られる場合も多く見受けられました。
やはり色は濃紺またはダークグレーのシングルスーツを選んでください。シャツは白がマストで、ボタンダウンシャツはカジュアルの手避けてください。ネクタイは紺やブルー系で合わせます。お父さんの服装で注意したいのが靴下です。黒か紺の無地で長めのビジネスソックスを履くとよいでしょう。椅子に座ったときに足首が見えないように事前に確認してくださいね。
まとめ
親の服装で受験の合否が決まるわけではありませんが、学校側に良い印象を与えるためにも個性を出さず、受験にふさわしい服装や行動を心がけたいですね。ご両親が急にいつもと違うフォーマルな服装になって、緊張してしまうお子さんもいらっしゃるようです。そのためにもお教室に行くときや、普段のおでかけなんかでも身に着けて、慣らす必要があります。また周りと同じような格好だと子どもも安心して当日の考査に力を発揮することができるでしょう。