〈中学受験〉都立中高一貫校の場合

中学受験

これまでの入試対策では通用しなくなってきているといわれているのが過熱する中学受験。

これからの受験では、知識+考える力が求められるとのこと。

受験様式は適正検査型入試、思考力試験、英語選択入試があります。

このように傾向がどんどん変わってきている中学受験では知識を問う問題(暗記中心)から適正検査型入試、思考力試験、英語選択入試といった形態にシフトされています。

「適性検査型入試」「思考力試験」は小学校の授業で学んできた知識をもとに柔軟な思考で考えなければ解けない問題が数多く出題されます。さらに自分の言葉で意見を記述することも定番になってきています。

またグローバル社会で活躍するための必要な人を育てるために導入された「英語選択型入試」は親が英語ネイティブだったり、幼少期に海外で暮らした経験があり英語に明るい小学生には有利になるでしょうね。まさに3歳くらいの幼児期から英語に慣れ親しんでいる子どもにとっては朗報です。これまでのただ知識を暗記して臨めば受験に合格するという時代ではなくなってきているのは確かです。

適性検査型入試といえば都立中高一貫校です。

都立中高一貫校は通塾して準備してきたのに結果が反映されない、逆にほとんど準備しなくても受かると言った現象が起きていると言われています。国立小学校受験の悪夢がよみがえります。おまけに倍率がやたら高いのもデジャヴか?と、思います。

都立中高一貫校ってなに?

6年間の一貫教育の中で、社会の様々な場面、分野において人々の信頼を得て、将来のリーダーとなり得る人材を育成することを目的とする学校です。

(東京都教育委員会)

偏差値重視の私立と大きく違う点は、集団行動を乱さず学校生活を自発的に楽しめる子どもかどうか?ということが評価されます。伸び伸びと自由に子育てをされてきたご家庭はここで脱落することになるのでしょうか?学校側としては手のかからない生徒が欲しいのだからわが子の適性やご家庭の教育方針を見極めて出願したいものです。

都立中高一貫教育校が目指す教育とは?

  1. 6年間の一貫した教養教育を行うことで、総合的な学力を培うとともに、個の確立を図り、生徒の個性や創造性を伸ばします。
  2. 使命感・倫理観、社会貢献の心、日本人としてのアイデンティティなど、これからの日本人に求められる資質を育てます。
  3. 教養教育を重視しながら各校が特色ある教育を行うことを通じて、社会の様々な場面、分野で信頼されるリーダーとなり得る人材を育成します。

と、言った授業が入学金、授業料無し(教材費は有り)で受けられるのだからそりゃ、倍率が凄いのも納得です。

都立中高一貫教育校の種類があるの?

都立中高一貫教育校については、次の2つの種類があります。

(1)中等教育学校

6年間の一貫教育を一つの学校で行います。最初の3年間を前期課程、後の3年間を後期課程といいます。後期課程からの入学者の募集は行いません。

小石川中等教育学校

桜修館中等教育学校

立川国際中等教育学校

南多摩中等教育学校

三鷹中等教育学校

(2)併設型(都立中学校+都立高校)

都立中学校と都立高校を接続して6年間の一貫教育を行います。都立中学校の生徒が接続している都立高校に進学する場合は、高校入試がありません。接続している都立高校は、他の中学校からの入学希望者を受け入れるために高校入試を行います。

白鷗高校・附属中学校

両国高校・附属中学校

武蔵高校・附属中学校

富士高校・附属中学校

大泉高校・附属中学校

近年、併設型は高校(後期)からの募集停止をし、中等教育学校型に移行される動きがあります。現に2022年度までに武蔵・富士・両国・大泉は高校募集を停止し、中学募集拡大を行うそうです。

さらに中学受験が激化しそうですね。

都立中高一貫教育校への入学についてのこと

都立中高一貫教育校では、一般枠募集の他に、一部の学校では特別枠募集や海外帰国・在京外国人生徒枠募集を実施しています。入学者の決定に当たっては、各校の特色に照らした適性検査等を行います。適性検査とは、自分自身で問題を発見し、筋道を立てて考え、よりよく解決しようとする態度や能力などをみるために行う検査です。具体的な募集の内容は毎年6月頃に発表しますが、詳細については各校が9月頃に定める募集要項でご確認ください。

東京都教育委員会

とのことです。

さて、受験対策をどうするか?

これまでの一般的な私立中とは大きな違いが2点あります。一つは私立中の入学試験では算国理社の4教科、あるいは算国の2教科で行われますが、公立中高一貫校の適性検査では学校の授業のような科目立てがありません。つまり科目の枠組みを越えて、教科複合型の出題となっているのです。内容は算国理社の4教科を中心としたものなので実質的な学力が問われる問題が出題されます。

もう一つは、出題は「小学校6年間の学習内容」の範囲内からとなります。私立中の入学試験では、小学校の授業で習わなかった問題がでる場合があります。算数においての特殊算、や理科、社会で触れられなかった用語の暗記などです。このような「小学校6年間の学習内容+α」が求められます。しかし都立中高一貫校ではあくまでも「小学校6年間の学習内容」を身に着け、さらにそれら踏まえての「思考力、判断力、表現力」を問うのが適性検査なのです。

さらに都立中高一貫校では報告書点というものがあるのです。

都立中高一貫校では小学校の成績(報告書点)と2月に行われる適性検査の得点の総合点で合格者が決まります。報告書点とは通知表(あゆみ)がそのまま適用されるのではなく、小5と小6の8科目の成績を先生が改めて三段階に点数化して算出するものです。この報告書は封をされた状態で都立中へ提出するため、受検生自身も親御さんも、報告書点を知ることはできません。さらに報告書上の数値は、学校ごとの計算式によって点数が算出されてから適性検査との合計点で合否が決まります。なので日々の学校生活も無下にすることができませんね。

まとめ

都立中高一貫校も、私立も受験したい場合は、昨今私立中学校でも適性検査型を導入している学校が増えいます。滑り止めとして併願もできるが、私立向けの試験内容(4科とか)の御三家や難関私立中学を受験する場合は私立メインで(特に算数)勉強し、都立の過去問題、模試、作文対策を追加するというパターンになるかと思います。そもそも難関校を目指すお子さんは問題を読み解く力や、記述力もあるので十分都立中高一貫校の検査に対応できるようなので、出題傾向が違っても併願しているご家庭も多く、さらに倍率を引き上げています。

あと都立第一志望で、ダメだったら地元の公立中学校に行くという場合は、通塾は5年生くらいから早稲田アカデミーの公立中高一貫受験コースや、enaで準備をするのが王道のようです。いずれにしても志望校は早めに決めて準備をすることが大切ですね。教育改革等で入試要項も変わったりするので情報収集も合格への道になりそうです。  

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