2021年6月6日(日)第28回目『全国統一小学生テスト』を小学1年生の娘が受けました。
全国の小学生に自ら学ぶきっかけを与え、子どもたちの才能を大きく伸ばし、未来のリーダーとなる人財を数多く輩出したいという目的で年2回実施されています。
10数年前にテレビのCMで知り、現在大学生の甥が小学校だったころ「受けてみたら?」と勧めた四谷大塚主催のテストです。
このテストの凄いところは3年生から6年生まで各学年成績上位50名による決勝大会が開催され、学力日本一が選ばれるといった子どものモチベーションを上げる企画があるところです。
これには親も頑張っちゃいますね。
今回は150,000人を超える年長から小学校6年生までのお子さんが受験したそうです。
無料なのに個人成績表も貰えて、オンラインで解説授業もありました。
「君だけの診断レポート」では受験科目の算数と国語の成績が全国、都道府県、男女別に成績がグラフで示され、得意不得意を知ることができ、今後の学習方針を把握することができました。

「入塾」するかしないかはあなた次第です。
このテストの本質はお子さんの学力無料診断というボランティア精神溢れる慈善事業ではありません。「入塾」して中学受験をスタートさせることに他なりません。
そしてこのテストを機に入塾するお子さんは多いです。
もちろんこのテストを受けたからと言って、入塾を強要されることはありません。
放っておいてもすぐ塾は満席になりますから。
うちも小学校3年生だったら「入塾相談申込書」で面談を希望し、夏季講習からでも通うことにしたでしょう。でも今は小学1年生。時期尚早だと判断しました。
中学受験対策塾の「囲い込み」をどうとらえるか?
「席が埋まらないうちに」「入塾試験が簡単なうちに」と中学受験の対策塾への入塾が低年齢化しているとニュースでも報じられました。
これまでは小学3年生の2月から入塾して、というのが定説でした。
四谷大塚では小学1,2,3年生向けに「リトルスクール」を開講しています。
低学年の時期に知能を伸ばしながら学力を養うカリキュラムが組まれ、高学年になったときに知識をよりスムーズに吸収できる「器を持っている」ことを目指しています。
1,2年生は週1回、3年生は2回なので習い事感覚で通えそうです。
以上のような話を知ると、時期尚早だと判断し機会を損失するのもどうか・・・と正直迷います。
低学年で中学受験対策塾に行かない場合の家庭学習
塾に通っていたら、プロの先生方からやる気を起こさせてくれる独自のメソッドで子どもは勉強することの面白さを勝手に学ぶことになるでしょう。
しかし、通学やこれから高学年に向けてかかる費用のことを考えるとなかなか踏み出せません。
そこで塾に通い始める3年生の2月までに家庭で子どもに仕込めることはやってみようと言う事で私が耳にしたこと、あらゆる書籍などでリサーチした学習方法をご紹介します。
入塾合格証をいただきました。 受験科目は国語と算数
スケジュール管理(To Do リストを作る)
平日と休日とを分けてやる事をリストアップします。
もちろんゲームや動画視聴の時間も入れます。
音読みをする
声に出して読むことは全ての教科の力を伸ばしてくれます。問題文を声に出して読みましょう。
黙読では理解できなかったことも理解できるようになります。
小学生新聞を読む
時事問題に強くなり、世の中のニュースや流れを知ることができます。
また記事を書き写すことで作文が得意にもなります。
小学生向け新聞【読売KODOMO新聞】
そろばん教室
そろばん教室に通っているなら小学5年生までに検定1級がとれそうでなければやめて、その時間を受験勉強に費やします。1級程度の実力が無いと受験に活かせる暗算ができないからです。
テストがある場合は「テスト直し」必須
学力はテスト受験中に最も伸びます。テストのイメージが残っているうちに復習をすることで学力が定着します。「鉄は熱いうちに打て」法則です。
抜け駆け式の先取り学習には注意
早くから準備をしておけば、あとあと大変な思いをしたり、苦労することも減るだろうと先取りをして安心したいところですが、子どもは成長に合わせてふさわしい時期にふさわしいものを身に着けることが大切です。一度勉強嫌いになった子どもを勉強好きにさせるのは困難です。無理強いや詰込みをしないよう、親は気楽に大らかに構えたほうが賢明です。

まとめ
以上、「全国統一小学生テスト」を受けての感想でした。
今回は初めての経験で子どもは試験が終わった後「思っていたのと違うかった」と言っていました。
いったいどんな場面を想定していたのでしょうか?
試験と言えば小学校受験が記憶に新しいのでその雰囲気を想像していたのかもしれません。
また結果は全国大会に進める程では無かったのですが、算数は出来ていたので安心しました。
国語の読解が弱いということが分かり、今後は読解力を付けるため読書に重点を置こうと思いました。お話の記憶はいつも満点だったのにおかしいですね。また違う能力やテクニックが必要なのかもしれません。これから突き詰めたいと思います。
次回の「全国統一小学生テスト」また受けるつもりでいます。
子どもの成績や学校生活を見ながら、入塾するかどうかご家庭でじっくり検討したいとも思いました。