中学受験どうする? 大逆転のための志望校選び 入試対策編

中学受験

中学受験を意識しだして、書店に行けばついつい中学受験関連の書籍に目が行ってしまします。雑誌などによく登場されているプロ家庭教師でもあり、中学受験専門カウンセラーの安波京子さん著「中学受験 大逆転の志望校選び」(文藝春秋)から覚書として書いてみたいと思います。今回は志望校選び編に続いてその志望校への対策編を自分なりにまとめてみました。忘備禄のような代物なのでもっと知りたい方は直接本誌をお手に取ってくださいね。

志望校を決めたら赤本(過去問題集)を極めろ!

赤本とは大学受験用に、各大学の学部ごとに入試の過去問題を集めたものを言いますが、高校や中学受験でも過去問題集をこのように読んでいるそうです。表紙が赤いのが特徴的ですが赤くないものもあるので、入試の過去問題集イコール「赤本」という意味でつかわれるうようです。

赤本(過去問題集)の使い方としては、①問題のページをコピーする。出来れば拡大コピー②解答用紙を用意する。(ノートや白い紙)解答はカンニング防止のためにも必ず親が保管する。また試問題のレイアウトに慣れておくようにすると良い。

また第一志望校は5~8年分、第二志望校は3~5年分、第三志望校なら3年分を目安に過去問題を用意します。

志望校が確定する前に、各学校の傾向を見ることができる

「有名中学入試問題集」(声の教育社)

色々な学校の入試問題が見たい場合に便利

「中学入試試験問題集」(みくに出版)銀本

本物の入試問題は学校説明会で配られたりします。最新のものしか手に入らないので、四谷大塚中学入試過去問データベースからご家庭でプリントアウトできるので利用してみてください。

早すぎてはダメ!赤本(過去問題集)にとりかかるタイミングは?

赤本は6月頃に書店に並びます。夏までにはほぼすべての学校の赤本が出揃います。第一志望校の過去問題は夏の時点で2~3割得点出来ていれば御の字で、本番にピークをもってこれるように使うのがベストです。特に対策もせずに本番の3か月前(2月が本番だと11月頃)にはじめて取り掛かった第一志望校の過去問が「受験者の平均」に届いていたら、仕上がりつつある状態です。そのまま週に1~2年分のペースで過去問に取り掛かってください。

解ける問題か?捨てる問題か? 瞬時に識別することで合格率がアップする。

問題の分類をする。過去問では最初の1分で問題を〇解けるもの、×難しい、解けそうもない捨て問とする。△解いてみないと何とも言えない・・・の3つに分類する。

出来る問題で確実に点数を積み上げる

出来る問題(〇と分類した)から取り掛かかり、次に△の問題へ移行します。本番のために、本番と同じやり方で過去問を解くことが大事です。復習テストを除く普段の模試でもこの練習をしましょう。

時間帯は午前中にやるのが良い

過去問はできるだけ本番の入試と同じ雰囲気でやると良いです。土曜日の朝などに行うことを推奨されています。

過去問の効果的な見直し方法

過去問を解いたら親が丸付けをして点数を記載します。丸付けのためのペンは赤、青、緑の3色用意すると良いでしょう。点数は合格最低点に届いていたらOK。不明なら7割くらいで判断して下さい。×印の捨て問にはあまり深入りしないことです。合格最低点に届かなかったら不正解の問題をもう一度解かせます。それを青ペンでチェックします。間違えたら解説を見せて再度解かせます。これができたら緑のペンでチェックします。これを繰り返すことで、どの問題を取れば合格できるかを認識させ、赤ペンでの〇を多くしていくということがお子さんに分かるようにします。△印の問題は解説を読んで理解出来たらOK。逆に解説を読んでも分からないなら×捨て問に分類します。

何度やっても合格最低点に達しない場合

日にちをおいて、別の年度の過去問を解かせて合格最低点に届けば、「体調不良や気力不足で子どものコンディションが良くない場合」になるので体調管理など気を付けたいですね。問題の傾向を調べたり、偏差値を見直したりした方が良いのは「過去問との相性が悪いと感じる」場合です。志望校の出題される傾向や癖なんかは塾の先生に相談してみるといいですね。日にちをおいても再度チャレンジしても合格最低点の半分にも届かになら「実力不足や対策不足」が懸念されます。過去問は置いて、不足部分を「四科のまとめ」(四谷大塚)などを使って練習し、再度過去問に取り掛かると良いでしょう。しかし入試直前なら志望校を変更することもありえます。

直前用に過去問の1回分を取っておく驚きの理由

過去問の1回分(1年分)は手を付けずに直前までとっておきます。お子さんが点を取りやすそうな問題がある年のものをあらかじめ選んでおくと良いです。本番の2~3週間前にこの1回分を使って予行演習をします。起きる時間も本番に合わせます。また点を取りやすい年度のものを選んでおくと自信にもつながります。万が一、思うように点が取れなかったら、学力起因では無く「肩に力が入ってしまったね」や「ちょっと調子が悪かったね」といった外的要因のせいだとフォローします。ここで親が焦ったり、取り乱すと、お子さんは不安になります。なので気持ちを落ち着けることが肝心です。また同じ問題を数日後に解かせ、自信を付けさすことも忘れないようにしたいですね。

ここで差がつく解答用紙の記入の仕方

中学入試はマークシート式では無く解答用紙を使います。なので

・解答欄に収まるようにかく(解答欄のスペースを知る)

・文字のサイズを揃え、採点官が読める字で書く

・必ず式を書く(答えが間違っていても部分点がもらえる)

・線分図、面積図など思考の手がかりを書く

・答えを思考の流れに沿って、上から下へ向かって書く

以上、1点、2点の差で合否が決まるのだから慎重にならざる負えません。また部分点を貰えるので解答のみの学校よりは、記述をさせる学校は途中の式を省略せず、分からなくても途中まででも書いてみるという根気が必要になります。

まとめ

中学受験での合否のカギを握るのは塾でのクラスや模試の偏差値ではありません。過去問題との相性です。と、この本で言われています。志望校で出題される算数の問題傾向、国語の記述量、要求されるスピード感など、本誌では学校別にマトリクスで表示されていました。学校毎に出題傾向が違うので、その部分を押さえて対策を立てると効率よく勉強ができるはずです。さらに6年生の秋以降に向けた話「最短合格に向けたプロの手法」など夏前の模試の結果は忘れよう!など一読の価値のある章もあり、良い本に出合えました。

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